実験会?

昨日の事。新茶が出揃う前に無謀にも?ご一緒に”関西では珍しい地方のお茶を飲みませんか?”というお誘いをしましたら参加くださる方がいらっしゃいましたので、お茶会を実行させていただきました。

会としては新茶が出揃う前で参加くださる方が少なかったのですが、そのぶん”濃いめ”で精一杯淹れさせていただきました。

また昨日は新茶が入荷した事でもあり、これも追加したので合計8種類を飲んでいただく事になりました。

お茶は以下のとおり


新茶は新鮮な香りを楽しんでいただこうと少し熱めのお湯で淹れたのですが、なかなか面白い結果でした。

A)種子島新茶・B)鹿児島産 大走り新茶・C)鹿児島産 生新茶

(写真の並びはABC順)

皆さんの嗜好としてはB→C→Aの順となったけども、これは淹れ手、淹れ方によっても変わります。そこがまあ日本茶の面白いところだと思うわけですが。

今年の種子島は少し渋味が強く出る傾向にありました。
鹿児島の大走りは新茶らしい無難な?仕上がりでした。

そんな中一番遊んだ?お茶は「生新茶」。
お湯でもよいけど水出しなんかだとどうなる?というご意見があったので氷出しを作ってみたり、茶葉が浸る程度に熱湯を注ぎ数秒程度で注ぐを繰り返し、最後にお湯をさして濃さを調整する。なんていう淹れ方を試してみたりしました。

氷出しは好評で、この新茶は水出しとかで淹れたほうが特徴を引き出し易いのではないかという皆さんの分析。

お茶のポテンシャルがわかるだけに、それを引き出す淹れ方をどうしたらよいか。
うちのお客様はそのへんのことをよく判ってらっしゃるので色々要望を出してくださいます。
それを考え、それが思ったとおりの結果(味)としてでてくれると、より美味しく飲めるのです。

お茶にはそんな楽しみ方もあるという事を知っていただきたいなといつも思っています。
脱線しましたf(^^;)


次に岐阜のお茶
A)荒茶・B)煎茶(ブレンド)・C)煎茶(単一茶園)
皆さんの嗜好としてはA→C→Bの順となりました。

新茶ではありませんが、いずれもやや強めの火入れ(香味の向上等を狙って行う工程)香がありました。このタイプのお茶を好きだと言われる方は多いですね。

お茶は同じ条件で淹れてみましたが、荒茶以外ははっきりした違いは少ないように思いましたし、ある程度予想していた味でもありました。


意外にも仕上二品種よりも好きと言う感想が多かった荒茶。もしこの中の幾つかの商品をお店でご紹介するとしたら確かに「荒茶」を選ぶかもしれませんが、今年のお茶はどんな仕上がりになるんでしょうかね?

そして最後は山口のお茶
正直、山口県でお茶を作っているというのは知りませんでした。
A)かぶせブレンド煎茶・B)釜炒り茶

皆さんの嗜好としてはA→B。妥当なところでしょうか(^^;

Aは露地物にかぶせ茶をブレンドしたお茶のようで開封しましたら確かに被い香が感じられましたので、お湯の温度は低めにして長めに蒸らしてみました。

アミノ酸は思ったほど強くないので”海苔のような味と香り”が苦手と言われる方でも楽しめるお茶かもしれませんが、個人的には”かぶせ茶”単独のものも飲んでみたかったかなと。

Bは釜炒りと産地と言うWの珍しさで購入してみましたが「ワイドだろ〜」という感じの葉と釜炒りとは言いながらどこか始めてな香りに皆さん戸惑う(^^;

熱湯で淹れろということなのでそのとおりにしましたが中国茶っぽいかと言えばそうでもなく、どちらかといえば漢方薬のような感じで好き嫌いは分かれそうですが、地方番茶的なお茶なのかもしれません。
・・・
新茶は初物をいただくという楽しみがあります。
単独茶園のお茶は年によって味や出来が変わる事があります。
それを良しとするか否とするかは飲む人次第ですが変化を生産者のご苦労だと思えばまた違った楽しみ方もできると思うのですが、まずは飲む方の意識を茶に向けるという地味な事を続けんとあきませんね。

それもそやけど本日はじめて茶淹のお茶会にご参加くださったお客様が、あのペースとあの濃さについて来られたのか。ほんでもって胃は大丈夫だったのか。そこがちょっと心配(^^;

で、自分はと言えば口中のカテキン濃度が異様に高まり自分が茶の木になったような気になりました。(一部妄想を含む)

というわけで結局毎度の事、飲み散らかしておりましたが今回はさながら実験しているような状況でしたがご参加くださった皆様にはお疲れさまでしたm(._.)m

※長文にお付き合いくださった皆様にもお疲れさまでした(平謝)