「在来」というお茶をご存知ですか?

 

日本茶の多くに優良品種「やぶきた」が使われている現在でも少数ながら古来より自生していたり種から育てたりして作られた「在来種」の木から作られるお茶が存在します

 

国内栽培面積もわずかで、改植時期に優良品種に植え替えられる事も多いといいます

また後継者や人材の不足などの問題を抱えながらも続けられる限りはと在来種を作り続けておられる農家さんもあります

ある意味希少だとも言えるのですが、これら野性的で個性的な在来のお茶を飲んでいただく機会を作れないかとずっと考えておりました

 

嗜好のお茶とは異なるが故の複雑な味は好き嫌いが別れるかもしれませんが比べてどうこう言うのではなく在来の今を思えば、茶淹でできる事をやらせていただくのも少しは意味あることかなとも思っています


今回お試しいただける在来茶

その個性故、一般に販売される煎茶とは異なるかもしれませんし、産地として有名でないかもしれませんが、そういう地域で作られる在来のお茶がどんなものなのか試してみたいとお思いのお客様でしたらお気軽にオーダーください

(飲み比べサービス適用外。喫茶のみのものは完売時終了する場合があります)

【販売分】在来種は上記のラベルデザインとなります


【滋賀・朝宮】

在来 煎茶

喫茶・販売用パッケージあります

信楽町上朝宮地区で作られたお茶です

味の特長は、その苦渋味にあるのではないかと思います

宇治系のお茶とはまた異なるその清々しさをお楽しみいただけるのではないでしょうか

【岡山・美作】

在来 煎茶

喫茶のみとなります

60年以上刈込再生を繰り返しながら残ってきた力強いお茶です

中蒸しで仕上げ工程の中で一度火を入れられていますが、ごく控えめです

標準的な淹れ方では苦渋みのないあっさりした感じでしたが、やや高温で

淹れてみると独特の渋みが顔を出します

【岐阜・春日】

在来 煎茶

喫茶・販売用パッケージあります

無農薬栽培

在来の一番茶を使用した普通蒸しで共同製茶工場で生産者別に製茶されていますので、この茶園オリジナルということになります

味についてはその素朴さ故に、昔のお茶はきっとこんな味だったのではないかと思わせる仕上がりになっています

【熊本・水俣】

在来 釜茶

喫茶のみとなります

無肥料・無農薬

もっとも古い在来種は、昭和初期のものだそうです

釜炒り茶は在来種の一番茶を釜で炒って作られました

この釜茶はおかきのような甘く香ばしい香りが特徴かと思います

また半発酵茶系の花もしくはフルーツの香りが奥に見えました

【熊本・水俣】

在来 煎茶

喫茶のみとなります

無肥料・無農薬

もっとも古い在来種は、昭和初期のものだそうです

煎茶は高温でいれても苦渋みは少なく、とろみのようなものを感じました

煎を重ねてゆきますと、どこか柑橘系の香りに近いものを感じます

【高知・仁淀】

在来 釜炒茶

喫茶のみとなります

無肥料・無農薬 手積み 釜炒り製法

鉄釜に薪の火を当てて炒り、揉んだあと天日干しし出荷直前に追い焙じされています

昔は紅茶用に使われていたかもしれないそうでアッサム系が入っているかもしれないとのことでした

淹れてみますと少し酸っぱ味を感じる味と香りを感じます

【静岡・本山】

在来 煎茶

喫茶・販売用パッケージあります

軽く火入れされていますので煎茶としてはおそらく多くの方に好まれる仕上がりではないかと思います

 

このお茶は、在来茶のことを考え始めた時、たまたま茶商さんから飲んでみて欲しいと言って送っていただいたもので、それがまさか在来だとは思っていなかったので、何か不思議なご縁を感じてしまいます