英語の話せる人はお茶関連用語を英語でどのように表現するのかが気になる

 最近、お客様が外国の方同伴で日本茶の飲み比べに来られる事が増えてきました

ただ悔しいことに店主は英語が話せません

 

そこで英語のわかる方(勿論英語圏の方でも)にお茶用語の英語表現を教えていただき、それをとりまとめてみたらどうだろうという「他力本願的資料作り」を思いつきました

 

少しは実用性があるかもしれませんので、よろしければご覧ください

※この一覧は参考程度にお考えください。使用された事で問題がありましても当方では一切の責任を負いません

予めご了承ください

 

 

 

 

 

青柳

AOYAGI(アオヤギ)

aoyagi

摘み取った茶葉を平釜(水平釜)に入れて炒ることで酸化酵素を失活させる釜炒り製法。熊本から宮崎の山間部で生産される

青柳

AOYANAGI(アオヤナギ)

aoyanagi

大福茶と同じように種類名ではなく商品名で二番茶以降に摘まれたお茶のこと/葉の大きな荒茶で作られたお茶のこと/二番茶以降に摘まれた柳状の大きな葉から作られた芯芽の少ないお茶のこと

あがり

AGARI(アガリ)

agari

お寿司屋で出てくるお茶のことで粉茶が使われることが多い

ATAMA(アタマ)

atama

製茶工程で出た煎茶にならない大きな茶葉のこと

oversized tea

荒茶

ARACHA(アラチャ)

crude tea

仕上げ前の原材料的なお茶で葉や茎などが選別されていない一次加工茶

unrefined tea leave

raw tea 

一芯二葉

ISSHINNIYOU(イッシンニヨウ)

first-picked sencha of the year

 

一番茶

ICHIBANCHA(イチバンチャ)

ichibancha

その年の最初に生育した茶葉を摘んで作られるお茶で「新茶」とも呼ばれ「初物」としての意味が込められている

萎凋

ICHO(イチョウ)

withering

摘まれた茶葉をすぐに製茶工程に回さずしおれさせること。半発酵、発酵系のお茶で行われるが日本茶(不発酵茶)で行われることは少ない。ただし萎凋を取り入れ個性ある香りを持った日本茶の製造も行われている

薄茶

USUCHA(ウスチャ)

thin tea

少なめのひき茶(抹茶)でたてられたお茶

UNE(ウネ)

hilling

畑で作物を作る場合、一定間隔に土を盛り上げた場所のこと

hill

烏龍茶

URONCHA(ウーロンチャ)

oolong tea

中国茶の分類では「青茶」とされ、茶葉の発酵途中で熱を加えて発酵を止める「半発酵茶」

淹茶法

ENCHAHOU(エンチャホウ)

 

現在日本で主流になっている茶葉に湯を注いでその抽出液を飲む飲み方

覆い香

O0IKA(オオイカ)

 

一定期間茶葉を遮光して栽培して作られたお茶が持つ特有の香り

覆い下栽培

OOISHITA-SAIBAI(オオイシタサイバイ)

shade-cultivated method

新芽の生育中に一定期間被覆資材で遮光して育てる栽培方法。「玉露」や「かぶせ茶」などがそれにあたる

大走り

OOHASHIRI(オオハシリ)

oohashiri

新茶の中でも特に早く生産されたお茶で、お茶好きさんは「とりあえず買っておく」傾向にある

大福茶

OHFUKUCHA(オオフクチャ)

ohfukucha

「おおぶくちゃ」「だいふくちゃ」とも言われる年のはじめに無病息災などを願って飲む縁起もののお茶であり主に関西の風習であった。使われるお茶については特に決まりはない

香り

KAORI(カオリ)

aroma

”香り”の説明をする場合に使える用語

カテキン

KATEKIN(カテキン)

catechin

日本茶の場合、三大要素といわれる「苦味」「渋み」「うまみ」のうちの「渋み」のことを指す

昔は”タンニン”と言われていたこともあるお茶に含まれるポリフェノールの一種で抗菌作用がある

カフェイン

KAFEIN(カフェイン)

caffeine

日本茶の場合、三大要素といわれる「苦味」「渋み」「うまみ」のうちの「苦味」のことを指す 

緑茶のカフェインはタンニンと結びつくことで興奮作用などが抑制される

かぶせ茶

KABUSECHA(カブセチャ)

covered tea

摘採前の一週間ほど茶園を被覆して栽培された茶葉を使ってつくられたお茶。気軽に玉露のような”うまみ”を楽しめるリーズナブルなお茶

釜炒り

KAMAIRI(カマイリ)

pan-firing

釜で炒ること

釜炒り茶

KAMAIRI-CHA(カマイリチャ)

pan-fired tea

日本茶の多くが”蒸して酸化酵素の活動を止める”蒸し製であるのに対し、釜で炒ることで酸化酵素の活動を止めて作られるお茶。茶葉を針のように仕上げるという工程がないため、カールした葉が多く、やや褐色の茶葉となる

雁が音

KARIGANE(カリガネ)

karigane

製茶工程中で篩い分け(ふるいわけ)された玉露の茎などを使って作られたお茶

川柳

KAWAYANAGI(カワヤナギ)

 

新芽が大きくなりすぎて柳の葉のようになったお茶で煎茶などに加工できないお茶

急須

KYUSU(キュウス)

kyusu 

近年ご家庭で見つけることが困難になってきた茶葉をいれて湯を注ぐことでお茶をいれることができる道具

teapot 

玉露

GYOKURO(ギョクロ)

gyokuro

茶摘みの二週間以上前に茶木に遮光を施し栽培される茶葉から作られるお茶で、カテキンの生成を抑制しテアニンの含有量を増やすことで特有の”うまみ”が楽しめるお茶

 

 

 

a type of shaded green tea 

KUKI(クキ)

stem

花や葉を支える部分で植物に栄養を運ぶ役割もある

stalk

ぐり茶

GURICHA(グリチャ)

guricha

製茶の段階で茶葉を針のように整形する精揉という工程を省いたお茶で、カールしていることからこう呼ばれる

玄米茶

GENMAICHA(ゲンマイチャ)

genmaicha

多くは遅く刈られた茶葉や番茶などをベースに炒った玄米を加えて香りを楽しむ和製フレーバーティーといえば格好いいかもしれない

popcorn tea

a mixture of Japanese tea with roasted rice

濃い茶

KOICHA(コイチャ)

thick tea

多めの抹茶を使い”練る”ようにして点てるお抹茶

合組

GOGUMI(ゴウグミ)

blending

仕上がった荒茶を比較検討し、混ぜ合わせて生産者、販売者などが望むお茶に仕上げること

後発酵茶

KOUHAKKOUCHA(コウハッコウチャ)

post-fermented tea

お茶の製造工程で茶葉にカビ着けなどして作る本来の意味での発酵茶。できたお茶は概ね”すっぱく”好き嫌いが別れるお茶でもあるがハマると癖になる(かもしれない)

紅茶

KOCHA(コウチャ) 

black tea

お茶の製造工程で仕上げまで酸化酵素を最大限働かせて作るお茶。一般的には「不発酵茶」と呼ばれる

粉茶

KONACHA(コナチャ)

powder(ed) tea

お茶の製造工程で篩い分け(篩い分け)された時に出る粉状のものを集めたもの。

時々「粉茶は溶かして飲むのか?」と聞かれることがあるが、それはパウダー茶など溶かして飲むお茶と勘違いされている方が意外と多いので、きちんとご説明することが必要かと

こわ葉

KOWAHA(コワハ)

kowaha

生育が進んで大きく大きくて厚くなってしまった茶葉のこと

栽培

SAIBAI(サイバイ)

cultivation

植物・野菜などを植えて育てること

挿し木

SASHIKI(サシキ)

cuttings

飲料用に栽培されるお茶のほとんどは自家不和合性であるため亜種が出来やすく挿し木で増やされる

殺青

SASSEI(サッセイ)

kill-green

生葉に熱を加え、酸化酵素の活性を止めること

酸化酵素

SANKAKOUSO(サンカコウソ)

oxidase

 

仕上げ

SHIAGE(シアゲ)

Finishing

文字通り仕上げること

萎れる

SHIORERU(シオレル)

wither

植物などが摘まれて、そのまま置かれることで”シナシナ〜”となっちゃうこと

自然栽培

SHIZENSAIBAI(シゼンサイバイ)

Natural cultivation

 

渋み

SHIBUMI(シブミ)

astringency

日本茶の場合「カテキン」と言い換えても良いのかもしれないが、ひとつの表現として知っておいても悪くないと思います

bitterness

揉捻

JUNEN(ジュウネン)

rolling

煎茶の製造工程中、唯一”熱を加えずに揉む”工程

rolling

新茶

SHINCHA(シンチャ)

first-picked sencha of the year

その年の最初に生育した茶葉を摘んで作られるお茶で「初物」としての意味が込められている。「一番茶」に同じ

水色

SUISHOKU(スイショク)

tea color

急須でいれたときのお茶の色。「みずいろ」ではなく、お茶業界では「すいしょく」と言われる

精揉

SEIJYU(セイジュウ)

seijyu

煎茶の製造工程における仕上げ揉み

製茶

SEICHA(セイチャ)

manufactured tea

摘んだ茶葉を市販のお茶の形にすること

煎茶

SENCHA(センチャ)

sencha

一般的な認識における「緑茶」のこと

the most popular tea in Japan

選別

SENBETU(センベツ)

screening

より分けること

粗揉

SOJYU(ソジュウ)

sojyu

煎茶の製造工程中、最初に”熱を加えて揉む”工程

玉綠茶

TAMARYOKUCHA(タマリョクチャ)

 

茶葉の仕上げが針状ではなく勾玉状になることからつけられた呼称で「蒸し製」と「釜炒り製」がある

タンニン

TANNIN(タンニン)

tannin

チャが持つ成分の一つでポリフェノールの1種。「渋み」を特徴付ける成分

茶の木

CHANOKI(チャノキ)

Camellia sinensis(L.)o.Kuntze

学名としての「チャ」ツバキ科ツバキ属の常緑樹

CHA(チャ)

tea

「チャ」の木から作られる飲み物だけを「茶」という。という定義からすれば「好きなお茶は麦茶」と言う発言には注意を要する

茶臼

CHAUSU(チャウス)

stone mill(石臼)

葉茶をひいて抹茶を作るために用いる石臼

茶園

CHAEN(チャエン)

tea plantation

「チャ」の木が植えられた畑の総称

tea garden

茶釜

CHAGAMA(チャガマ)

tea-kettle

茶の湯で使用される釜の総称 

茶殻

CHAGARA(チャガラ)

used tealeaves

お茶をいれたあとの残りカスではあるが、玉露やかぶせ茶などは茶殻も食べることでチャが持つ栄養素全てを摂取することができる

茶師

CHASHI(チャシ)

tea master

端的に言えば数種類の茶葉を混ぜる(合組)ことによって、よりよいお茶を作り出せる人

tea blender

tea meister

茶筅

CHASEN(チャセン)

bamboo tea whisk

茶道における点前道具の一つで抹茶に湯を注ぎかき混ぜる竹製の道具。奈良県生駒市高山の茶筅が有名

bamboo shaker

茶漉し

CHAKOSHI(チャコシ)

tea strainer

ポットから茶などをカップに注ぐ場合、カップに茶葉が入るのを防ぐために使う道具

茶匙

CHASAJI(チャサジ)

tea spoon

茶葉を量るための匙(さじ)で形状は様々あるので量れる量はあらかじめ確認しておいたほうが失敗が少ないはずである

茶托

CHATAKU(チャタク)

teacup saucer 

おもに湯呑みをのせるために使う受け皿で日本茶向きのアイテムでありティーカップにはあいにくい

茶筒

CHADUTU(チャヅツ)

tea canister

茶葉を保存しておくための筒状の容器で「お茶缶」などとも呼ばれる

teacup caddy

茶葉

CHAYOU(チャヨウ)

tea leaf

「お茶の葉」のこと。ただ一般に「ちゃよう」と言ってもほぼ通じない業界用語。お茶CMの力は恐ろしい

 

 

 

 

テアニン

TEANIN(テアニン)

theanine

アミノ酸の一種で茶の旨味の成分の一つ

手摘み

TETSUMI(テツミ)

picked by hand

茶の葉を人力で摘むこと。概ねこの表記のあるお茶は高級とされワンランクアップの扱いをうけたりする

出物

DEMONO(デモノ)

by-product 

茎茶、粉茶、芽茶などで玉露や煎茶の仕上げ工程で選別されたお茶

碾茶

TENCHA(テンチャ)

 

玉露と同様の栽培方法で作られるが製茶工程が異なる。使用する場合は必要量を石臼で挽く。「抹茶」のもと

闘茶

TOUCHA(トウチャ)

 

もともと茶の産地や品種を飲み分けて勝負を競う茶会の一種であったが、賭博要素が強まり、将軍足利尊氏が「闘茶」を禁止したこともあるが江戸時代に「茶歌舞伎(かぶき)」として取り上げられ現在に至る

凍霜害

TOSOGAI(トウソウガイ)

Freezing frost damage

 

特蒸し茶

TOKUMUSHI-CHA(トクムシチャ)

 

煎茶の製造方法の一つで、最初の工程である「蒸し」の時間を深蒸しよりもさらに長く蒸して作られたお茶

生葉

NAMAHA(ナマハ)/NAMABA(ナマバ)

 

加工する前のお茶の葉。または摘まれたお茶の葉のこと

苦味

NIGAMI(ニガミ)

bitterness 

日本茶の場合で言う「カフェイン」のこと

二番茶

NIBANCHA(ニバンチャ)

 

一番茶摘採後およそ45日前後して新たに伸びた芽を積んで作られるお茶で一番茶に比べ茶テアニンの含有量は少なく、渋味成分であるカテキンの含有量が多くなる傾向がある

 

 

 

 

 

 

 

 

野点

NODATE(ノダテ)

 

野外でお抹茶などをたてること。もしくは野外で行う茶の湯のこと

発酵

HAKKOU(ハッコウ)

oxidation 

チャの場合、摘採後の茶葉を萎(しお)れさせて水分を除き、一定時間静置すること

主に烏龍茶や紅茶などの製造工程で行われる

番茶

BANCHA(バンチャ)

bancha

市場流通的には下級のお茶を指すが、実は地方番茶など独特な製茶法で個性ある製品ができる場合があり、なかなか侮れないお茶である

半発酵茶

HANHAKKOUCHA(ハンハッコウチャ)

semi-oxidation

摘採後の茶葉をある程度発酵させ、発酵途中で釜で加熱し発酵を止める製法で作られたお茶 代表的なものに烏龍茶がある

火入れ

HIIRE(ヒイレ)

 

お茶の仕上げ工程で、茶葉を乾燥させる作業ではあるが、お茶のキャラクターを決める大切な工程でもある

火香

NIKA(ヒカ)

 

 火入れによって生成される香りのこと

挽く

HIKU(ヒク)

grind

 

被覆栽培

HIFUKUSAIBAI(ヒフクサイバイ)

shade cultivation

茶園を遮光資材で被覆し一定期間光を遮って育てる栽培方法で玉露やかぶせ茶を作るために行われる

品種

HINSYU(ヒンシュ)

cultivar

米、芋などと同じようにチャにも品種が存在する。みたいなことを伝えるための用語

日本茶の代表的な品種は”やぶきた”であるので、お茶屋さんなどで「やぶきたですね?」と聞くと、おおかた当たる

深蒸し茶

FUKAMUSHICHA(フカムシチャ)

 

煎茶製造工程の初期に通常の倍ほどの時間をかけて蒸す製茶方法で作られたお茶

不発酵茶

FUHAKKOUCHA(フハッコウチャ)

unoxidized tea

広い意味での日本茶

沸騰

FUTTOU(フットウ)

boiling

 

 

 

 

 

ほうじ茶

HOJICHA(ホウジチャ)

roasted tea

おもに番茶や茎茶などを強火で褐色になるまで焙煎して作る日本茶

棒茶

BOUCHA(ボウチャ)

 

 

防霜ファン

BOSOFAN(ボウソウファン)

Anti-frost-fan 

 

抹茶

MATCHA(マッチャ)

powdered green tea

碾茶を石臼で挽いて作られる粉末状のお茶 主に茶道で使用される

みる芽

MIRUME(ミルメ)

 

芽吹いたばかりの若い新芽のこと

蒸し製

MUSHISEI(ムシセイ)

steamed tea

摘まれた茶葉を蒸気で蒸して酸化酵素を失活させる製茶法で日本茶の多くが蒸し製となっている

「蒸されたお茶」の表現→「steamed tea」

steaming

蒸す

MUSU(ムス)

steam

文字通り”蒸す”こと。日本茶製造の話をする場合に必要な単語である

無農薬

MUNOUYAKU(ムノウヤク)

pesticide-free

 

芽茶

MECHA(メチャ)

mecha

製茶の仕上げ工程で選別された芽先の部分を集めたもの

bud tea

 

 

 

 

やぶきた

YABUKITA(ヤブキタ)

Yabukita cultivar

1908(明治41)年に育種家「杉山彦三郎」が在来種の中から見つけた超優良品種

国内で製造されている日本茶の八割近くを占める

 

YANAGI(ヤナギ)

 

 

有機栽培

YUUKISAIBAI(ユウキサイバイ)

organic cultivation

 

葦簀

YOSHIZU(ヨシズ)

reed screen 

 

 

 

 

 

緑茶緑茶

RYOKUCHA(リョクチャ)

green tea

英語表現ではこうなるだろうとは思うものの、抹茶に糖分を加えた顆粒状のお茶も”green tea”と呼ばれることが多いので、そのへんの住み分けをどうするかですかねえ

 

 

 

 

 

 

 

 

露地栽培

ROJISAIBAI(ロジサイバイ)

open-air cultivation

遮光して栽培されるお茶に対して、お日様の下で遮光されずに作られる栽培方法

これにより出来上がったお茶は「露地もの」「純煎茶」とも呼ばれる

沸かす

WAKASU(ワカス)

boil

リーフのお茶をいれるには湯を沸かさねばならず、ご説明する場合にもこの単語は外せません